調査会社コインデスクによると、ビットコインの価格は12月5日から7日かけて1日あたり1000ドル程度のペースで上昇した。
10月までは1000ドル上昇するのに半月ほど時間かかっていた。

背景には投資家層の拡大がある。
仮想通貨取引所ビットフライヤーの金光碧最高財務責任者(CFO)は「円建てのビットコイン価格が100万円を超えた11月下旬から、口座の増加ペースが加速している」と話す。

 
ビットコイン取引参加者の大半は個人だ。
米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)や米同業のシカゴ・オプション取引所(CBOE)がビットコイン先物を近く上場させると発表し、機関投資家の参加への期待が高まっている。

 
企業の稼ぐ力が価格の裏づけになる株式とは異なり、ビットコインには水準の合理性を判断する投資尺度が存在しない。
それだけに値上がり期待の投機資金が価格を際限なく押し上げている。

マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストは「先物が始まれば機関投資家は現在の価格が根拠がないバブルと判断し、最初は売りから入る可能性がある」と指摘。
ヘッジファンドなどが売りを膨らませると「ビットコイン価格の調整は避けられない」とみる。